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09月12日-04号

  • "鳥飼年幸"(/)
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  1. 坂出市議会 2019-09-12
    09月12日-04号


    取得元: 坂出市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    令和 元年 9月定例会          令和元年9月12日(木曜日)午前10時開議〇出席議員 19名  2番   植  原     泰       3番   丸  岡  豊  和  4番   脇     芳  美       5番   東  原     章  6番   鳥  飼  年  幸       7番   山  条  真  嗣  8番   寒  川  佳  枝       9番   若  杉  輝  久  10番   若  谷  修  治       11番   斉  藤  義  明  12番   村  井  孝  彦       13番   大  藤  匡  文  14番   野  角  満  昭       15番   茨     智  仁  16番   楠  井  常  夫       17番   吉  田  耕  一  18番   前  川  昌  也       19番   植  條  敬  介  20番   大  前  寛  乗       ────────────────────────────〇欠席議員 なし       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史(総 務 部)  総務部長    中 西 明 彦       秘書広報課長  香 川 浩 基  職員課長    大 野 栄 嗣       政策課長    林   尚 志  総務課長    高 木 亮 一(市民生活部)  市民生活部長  中 川 高 弘       共働課長    大 林 紀 彦  生活課長    仲 西   亮(健康福祉部)  健康福祉部長  丸 橋 通 良       けんこう課長  松 川 忠 司  ふくし課長   野 島 眞 治       こども課長   大 熊 高 弘(建設経済部)  建設経済部長  谷 久 真 哉       建設経済部参事 岡 野 泰 典  産業課長    横 矢 一 司       にぎわい室長  新 池   誠(市立病院)  事務局長    前 谷 博 司(出 納 局)  出納局長    香 西 秀 紀(消   防)  消防長     洲 崎 真 治(教育委員会)  教育長     國 重 英 二       教育部長    網 野 禎 彦  教育総務課長  加 賀   実       生涯学習課長  松 岡 英 治  文化振興課長  今 井 和 彦       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    杉之原 智 也       次長      宮 川 滋 義  議事係長    網 野 香 奈       書記      西 野 博 幸  書記      神 内 秀 孝  ────────────────────────────              議 事 日 程   第4号              第1 一般質問(個人)       ────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件             日程第1 一般質問(個人)       ──────────────────────────── ○議長(村井孝彦君) これより9月定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。       ──────────────────────────── △日程第1 一般質問(個人) ○議長(村井孝彦君) これより昨日に引き続き個人による一般質問を行います。 まず初めに、7番山条真嗣君の質問を許します。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 7番 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) おはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、9月定例議会に当たり新政会の一員として個人による一般質問をさせていただきます。 質問に先立ちまして、九州北部で起こった大雨から始まり、台風により全国各地で大雨や強風により甚大な被害が起こり、お亡くなりになられた方や被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧復興を心よりお祈りいたします。 また、本日は多くの市民の皆さんに傍聴にお越しいただき、心よりお礼申し上げます。 市長並びに理事者には、明快な御答弁をお願いするとともに、議員各位にはいましばらく御清聴賜りますようよろしくお願いいたしまして、質問に入らせていただきます。 質問の1は、少子高齢化社会の対応についてお聞きしたいと思います。 昨今、少子高齢化問題が社会問題として取り上げられ、本市の高齢化率は年々増加し、平成31年4月1日現在では34.4%となっております。平成30年10月1日の推計人口で見ると、全国では28.1%、香川県では31.5%となっており、本市の高齢化率がいかに高くなっているかがわかります。さきの教育民生委員会でも、市内の最高齢の方が府中町の山本志壽子さんで110歳だとお聞きをし、私の年齢の倍以上でびっくりしたところであります。ますます元気で長生きをしていただきたいと思います。 また、年少人口及び生産年齢人口も年々減少しております。 そこで、さきの委員会でも2020年4月に府中地区で幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ本市で初のこども園設置の報告を受け、今後順次、川津・松山・加茂地区に設置する計画とお聞きし、子育て世代の方々に対する試みとして一定の評価をいたしているところであります。 しかしながら、待ったなしの少子高齢化の現状を踏まえ、今後、市長はどのような対策を講じるのかお考えをお聞かせください。 ○議長(村井孝彦君) 答弁を求めます。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(村井孝彦君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) おはようございます。 7番山条議員の少子高齢化への対応についての御質問のうち、市としてどのような対策を講じるのかについてお答えいたします。 少子高齢化生産年齢人口の減少は、社会保障費の増大や労働力不足の深刻化など、我が国全体の課題と言われて久しいところであります。本市におきましても全国平均を上回る速度で高齢化が進展し、地域活力の低下が懸念されているところでございます。 施政方針でも述べましたとおり、本格的な人口減少に直面する中、地域力の向上と持続可能な市政運営を両立させるためには総合的なまちづくりの視点に立った効率的で効果的な財源の重点配分が必要不可欠であることから、まずハード面におきまして、本年3月に坂出市都市計画マスタープラン及びコンパクトシティー・プラス・ネットワークの実現に向けたまちづくりの指針となる坂出市立地適正化計画を策定し、今後、計画的、効率的な事業展開を図っていくこととしております。 一方、ソフト面におきましては、市民の皆さんが健やかで幸せに暮らせる町の実現を目指し、ささえまろネットワークへの取り組み、健康遊具の設置、ラジオ体操の普及、健康増進事業など、医療・介護・健康関連事業が連携した健幸のまちづくりに鋭意取り組んでまいります。 さらに、少子化対策といたしまして、長期的な視野に立った子供を産み育てやすい環境整備が必要であり、新婚世帯家賃補助出産祝い金等の給付事業を初めとする各種の子育て支援政策を引き続き積極的に展開してまいります。 少子高齢化社会への対応に即効性を期待することは難しく、一朝一夕に解決できないことから、長期的な視点と幅広い観点から有効性を見きわめ、継続的に取り組まなければならないと考えております。 以上です。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 市長の御答弁、本当にありがとうございます。健幸の町坂出としてこれからいろいろな施策を順次進めていっていただきたい、このように思いますし、子育てしやすい、また住みたい坂出を目指してぜひ尽力していただけたら非常にありがたい、このように思っております。 そしたら次、2番目に健康遊具の設置についてお伺いいたします。 人生100年時代を迎え、高齢者に健康で長生きしてもらいたいという思いから、本市も健幸の町坂出として市内の公園に健康遊具を設置し、健康増進に寄与しているのはすばらしい取り組みだと思います。 今後、市内全域に広げていくと思いますが、これに関するお考えをお聞かせください。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(村井孝彦君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 健康遊具の設置についての御質問にお答えいたします。 健康遊具は、高齢者にも無理なく体の各部位を使い運動することができる遊具であり、大人が気軽に運動を楽しめるため、平成28年度から市内の都市公園に設置を進めて、現在4カ所にございます。今年度は鎌田池公園健康遊具を設置中であり、今月中に完成する予定でございます。 今後の市内全域への設置につきましては、市内地域のバランスを考慮して、都市公園のない地域もたくさんございますのでそこらへの配置、また配置場所が公有地でない場合、そういったものは地元とお話をし、また地元のニーズや御意見を聞く中で進めてまいりたいと思います。 また、来月公表いたします地域ごとのウオーキングマップ、これが地域での安全と運動を兼ねた、距離も提示しておりますのでそういった運動のウオーキングをやる途中とか中にそういう健康遊具が設置できれば相乗効果があるということで、先月、専門家によりましてウオーキング等健康遊具を使ったデモンストレーションもやったところでございます。 あわせて、ラジオ体操なども全市に広げたく──今、場所の設定は地元が一番寄りやすいところを検討中でございます。 また、日常の管理体制が整っていること等がその設置場所の条件にもなろうかと思います。健康遊具の設置に適している場所を選定するためには関係各課が連携し、また地元との連携をフルにして健康遊具の設置を進め、市民の健康を支えるための環境整備を図ってまいりたいと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 28年度から市内22カ所の都市公園に順次健康遊具を設置するということで市長のお話もございます。また、私が知るところでは今のところ4カ所の公園に設置をされておりますけれども、これは新市ばかりなんです。旧市のほうはまだ設置をされてないわけです。できれば、これ今まで数年かかってまだ4カ所というふうな状態で、全体で22カ所あるわけですから、新市をやれば次は旧市をやるとか、新市と旧市で交互に設置していただきたいと思うんですが、お考えをお聞かせください。
    ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(村井孝彦君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 再質問にお答えいたします。 都市公園の22全部に設置するわけではありません。地域性のある中で、それとさっきも申し上げましたが、管理のしやすいところと皆さんが寄りやすいところ、もちろん旧市以外で今相当検討して自治会長さん初め地域の方とラジオ体操と相互に行っているんですが、広い地域もあり、狭いところもあって、どこが一番集まりやすく、通常動きやすいところなのか。それもありましてウオーキングマップを設置するのに地元の方の御協力を得たりスポーツ推進委員に、またみんなでスポーツさかいでの御協力を得ましてその中でちょうど配置ができる──相当当たるところは当たっているんですがなかなか御同意がいただけないところもある。それと、子供の遊具と同じで意外と健康遊具も高いものですからその辺も考えながら、議員さんがおっしゃったように、今ちょうど旧市以外も去年から相当検討しているところでございます。御了解いただきたいと思います。 以上です。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) ありがとうございます。 こっちができてこっちができないというのはいろいろ市民にも不満が出てきますので、できるだけ検討をしていただいて順番にできるように、今後お願いしておきたいと思います。 それでは、質問の2に移らせていただきます。 新政会として8月9日、10日に厚生労働省でレクチャーを受けてまいりましたが、児童虐待についてお尋ねをいたします。 改正児童虐待防止法改正児童福祉法が6月に参議院本会議で全会一致で可決成立しましたが、一部を除き来年4月から施行される改正法の具体的な内容をお示しください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長 丸橋通良君              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 児童虐待についての御質問のうち、改正児童虐待防止法及び改正児童福祉法における改正の主な内容についてお答えいたします。 法改正の趣旨は、児童虐待防止対策の強化を図るため、児童の権利擁護、児童相談所体制強化及び関係機関間の連携強化等の措置を講ずるものでございます。 まず、児童の権利擁護についてでございますが、親権者は児童のしつけに際して体罰を加えてはならないこととし、児童福祉施設の長等についても同様といたしております。また、児童相談所の業務として児童の安全確保を明文化してございます。 2点目は、児童相談所体制強化でございます。主に職員配置の見直しによるものであり、一時保護等の介入的対応を行う職員と保護支援を行う職員を分けるなどの措置を講ずるものでございます。さらに、措置決定その他の法律関連業務においては、常時弁護士の助言・指導のもと行うため、弁護士の配置またはこれに準ずる措置を行うこととするとともに、医師及び保健師を配置いたすものでございます。 また、国は5年間をめどに中核市及び特別区が児童相談所を設置できるよう、施設整備、人材確保、育成の支援等の措置を講ずるものといたしてございます。その支援を講ずるに当たりましては、関係地方公共団体その他の関係団体の連携を図り、児童相談所の設置促進を図っていくものでございます。 また、3点目の関係機関間の連携強化につきましては、学校・教育委員会児童福祉施設等の職員の守秘義務を徹底いたすものでございます。 また、DV対策との連携強化のため、婦人相談所及び配偶者暴力相談支援センターの職員は児童虐待の早期発見に努めることとし、児童相談所DV被害者保護のため、配偶者暴力相談支援センターとの連携強化に努めるものとされてございます。 以上が主な内容でございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 細かく御説明ありがとうございます。 次、本市が虐待を受けて対応した件数を虐待の種類別にお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 本市が児童虐待の通告を受けて対応した件数を虐待の種別ごとにお答えいたします。 平成30年度中の通告でございますが、身体的虐待が22件、心理的虐待が23件、ネグレクトが15件となってございます。なお、その通告元でございますが、児童相談所からの通告が23件、福祉事務所からの通告が28件となっており、大半が関係機関からの通報となってございます。 以上でございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 今、件数と種類別をお聞かせいただいたんですけれども、大変多いなというふうな実感をいたしております。身体、心理、またネグレクトというような状況で、本市にもそういった現状があるということがよくわかりました。 そしたら次、国が原則としている48時間以内の安全確認がとれなかった件数があるのかお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 国が原則としている48時間以内の安全確認がとれなかった事案についてお答えいたします。 安全確認につきましては、市町村子ども家庭支援指針により緊急性に乏しいと判断されるケースを除き48時間以内が望ましいとされてございます。昨年度、本市では被害児童が特定されている場合の事案につきましては、48時間以内に確認がとれなかった事案はございません。 なお、一方で被害児童が特定できない、例えば泣き声通報等につきましては、近隣に児童虐待防止の啓発するチラシなどを投函し、対応を行っているところでございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 御答弁いただきありがとうございます。 つい先日の新聞にも鹿児島県の出水市で4歳の女の子が暴行を受けて亡くなっており、市の担当者から警察や児童相談所に数カ所のあざがあるという情報を言っていなかったと。これを言っていたらもう少し早期の捜査や一時保護につながった可能性があったのではないかというふうに悔やまれるところであります。 他市でこのような痛ましい事件が起こっていることから、児童虐待について本市の対応と対策をお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 本市における児童虐待防止対策についてお答えいたします。 児童虐待防止には、児童相談所・警察署等の関係機関との連携が不可欠でございます。本市におきましても、昨年痛ましい事件が起こり新聞報道等されたところでございます。それらを踏まえまして、本年3月には県内の市町では初めて、坂出警察署児童虐待の未然防止や早期対応による児童の安全確保を目的とした情報共有に関する協定を締結したところでございます。 また、市並びに児童相談所が持っている情報をお互いが全件共有することといたしたところでもございます。 さらには、坂出市要保護児童対策地域協議会が把握している虐待リスクがある児童を児童相談所教育委員会等関係機関とともに支援方針を検討する進行管理会議では、今年度より坂出警察署にも参加をお願いし、年3回から年6回への開催へと拡充も図ってございます。 今後とも、関係機関が一体となって児童虐待への対応に当たってまいりたいと考えてございます。 また、一方で児童虐待の撲滅、早期発見には市民の意識の高揚が欠かせないものでございます。児童虐待推進月間である11月を中心といたしまして、ガイドキャンペーンやパネル展などを通じ、虐待防止へつなげていきたいと考えてございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 警察との連携、これ非常にいいことだというふうに思います。しかしながら、この連携をした、また児相とのつながりを持ったというだけではなかなか解消できるものではないんです。 ですから、積極的に──報告が遅かったというのが一番多い問題になってきているわけなんです。虐待の問題というのは非常に難しいところはあろうかと思いますけれども、少しでもおかしければ早目早目に警察、また児相のほうに御相談をして対応していただきたい、要望いたしておきます。 引き続きまして、質問の3に移らせていただきます。 ひきこもり対策の推進についてお聞きいたします。 内閣府が平成27年度及び平成30年度に実施した生活状況に関する調査は一体どのような調査内容か具体的にお示しください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) ひきこもり対策の推進についてのうち、内閣府実施の生活状況に関する調査の御質問にお答えいたします。 内閣府が実施した生活状況に関する調査は、6カ月以上ひきこもり状態にある方の生活状況を把握するため、平成27年度と平成30年度にそれぞれ5,000人を対象として実施されております。調査対象の年齢は、平成27年度は15歳から39歳、平成30年度は40歳から64歳と異なってございます。 調査内容につきましては、年齢や性別などの基本的属性のほか、学校生活、就労、ふだんの活動、相談先に関することなどです。主な調査内容を申し上げますと、ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する方を含めた広い意味でのひきこもり状態にある方の人数推計がなされておりまして、15歳から39歳の調査では人口の1.57%、54.1万人、40歳から64歳の調査では人口の1.45%で61.3万人となってございます。 性別では男性がいずれの調査も高く、15歳から39歳の調査では63%、40歳から64歳の調査では77%でございます。 また、ひきこもりになってからの期間はいずれの調査も3年から5年の方の割合が高く、15歳から39歳の調査では29%、40歳から64歳の調査では21%です。 ひきこもりの状態になったきっかけでございますが、15歳から39歳の調査で最も多かったのが不登校、職場になじめなかった、また40歳から64歳の調査では退職、人間関係がうまくいかなかった、病気、職場になじめなかったの順となってございます。 以上が主な内容でございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 細かく御説明ありがとうございます。 そしたら次、本市でひきこもり状態にある方の実態調査の現状と年齢別ひきこもり実態及び人数をお示しいただきたいと思います。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 本市の実態と対策についての御質問にお答えいたします。 まず、実態調査につきましては、現在のところ本市で独自に実施しておりませんので、御理解をお願いいたします。 次に、年齢別ひきこもり人数につきましては、内閣府の調査結果をもとに本市の広い意味でのひきこもりの人数を推計いたしますと、15歳から39歳が192人、40歳から64歳が240人となってございます。 次に、ひきこもりの対策につきましては、けんこう課の窓口であらゆる年齢層からさまざまな心の相談を受け付けておりまして、本人や家族・民生委員などからひきこもりの相談をいただくこともございます。まず、相談がありましたら、保健師が本人や家族から生活の状況・困り事、希望などをお聞きいたします。その上で、個別のケースに応じて関係各課関係機関と連携を図りながら家庭訪問・電話相談等を行い、長期的に支援を行ってございます。 また、心療内科等を受診されていない方は臨床心理士による心の健康相談も受けられます。長期のひきこもりで病気が進行している場合には直ちに医療につなぎ、精神面など障がいを抱えている場合には障がい福祉サービスと連携してございます。 また、就労を希望している場合、就労支援員につなぎ、経済的な心配を抱えている場合には坂出市社会福祉協議会と一緒に対応する場合もございます。 その他に香川県ひきこもり地域支援センターで開催している同じ悩みを持つ親の会やひきこもり当事者の集いなどの紹介も可能でございます。 今後におきましても、本人や家族に寄り添いながら、一人でも多くの方々の課題解決に向けまして取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 先ほど調査をしていないというような御答弁だったと思います。再質問になりますが、厚生労働省はひきこもり支援につながるひきこもりサポート事業を各市町村で行っていただきたいというふうにさきのレクチャーでお聞きしたんですけれども、本市のひきこもりサポート事業についての考え方をお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) ひきこもりサポート事業についての再質問にお答えいたします。 ひきこもりサポート事業は、国の生活困窮者自立相談支援事業費等実施要綱において定められた多くの事業のうちの一つでございまして、ひきこもり対策推進事業の中で市町村を対象とした事業でございます。 ひきこもりサポート事業は、相談窓口の設置や関係機関とのネットワークづくり、サポーターの派遣などひきこもり支援の基盤を構築し、早期発見、自立支援を図ることを目的とする事業でございますが、現在、本市では実施してございません。 なお、本市におきましては、今年度から長期間就労していない人を対象に、規則正しい生活習慣の形成やコミュニケーション訓練などを就農体験を通じて習得し、社会復帰を図る就労準備支援事業につきまして、ひきこもりの方も対象としてございます。 今後は、現在のところ香川県が実施しているひきこもりサポーター養成研修、ひきこもりサポーター派遣事業などの活用も視野に入れ、御質問のひきこもりサポート事業についても検討してまいりたいと考えてございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 内閣府の調査によると、平成30年度の結果において40歳以上64歳以下の広義のひきこもり状態にある方が61万人に上り、ひきこもり状態になって7年以上たつ者の割合が50%という状況が示されております。これまでの調査で15歳以上39歳以下のひきこもり状態にある者の数値が示されていましたが、今回の調査で中高年のひきこもり状態にある存在やひきこもり状態の長期化が明らかになったところであります。 また、8050等の総合課題に対応できる包括的支援や居場所を含む多様な地域活動の推進が不可欠だと思います。 今後、十分調査研究し、対応していただきたいと要望いたしておきます。 質問の4に移らせていただきます。 質問の4は、観光振興についてお聞きいたします。 新元号が令和になり、新しい時代の幕あけと同時に平成から令和の幕あけという記念すべき年であります。また、この新元号の令和という言葉は、万葉集の中に出てくる言葉から選ばれたとも聞き及んでおります。 本市にはナカンダ浜や柿本人麻呂さんが詠んだ歌の石碑もあり、万葉の道、万葉会館もあります。また、府中地区には国府もあり、今こそ坂出市の歴史についての情報を広く県内外はもとより国外にうまく発信すべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(村井孝彦君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 観光振興についてのうち、本市の歴史の情報発信についてお答えいたします。 本市は、万葉集の歌人柿本人麻呂が訪れ歌を詠んだ沙弥島や、菅原道真が国司を務めた讃岐国府など多くの史跡等が残っていることから、平成23年度より本市にゆかりのある6人の偉人を切り口として歴史遺産に焦点を当てた「古のロマンのまち さかいで」を提唱しており、6人の偉人をめぐるパンフレット等の作成・配布、また坂出市観光協会ホームページへの掲載などにより情報発信を行っているところでございます。 坂出市観光協会では毎月、崇徳上皇の足跡と国宝神谷神社をめぐるまち歩き、また府中町の地元ボランティアガイドによります、国府跡周辺をめぐる菅原道真の風を感じてのまち歩きなど、年間約40回のまち歩き事業を開催しております。御参加いただいた方々に本市に残された歴史的な史跡をめぐりながら、かつてこの地で暮らした偉人たちを感じていただくことで、本市の歴史的魅力の発信に努めているところでございます。中でも崇徳上皇に関するまち歩き等につきましては、京都や大阪、関東圏からも参加されておりまして、県外への情報発信にもなっているところでございます。 一昨年には、6偉人の一人である崇徳上皇や西行法師に関連する謡曲「松山天狗」を、京都の金剛能楽堂より能楽師を招いて青海神社で能楽公演を実施したところであり、本年10月26日には崇徳上皇が亡くなるまでの6年間を過ごしたとされる府中町の鼓岡神社で、地元自治会等の協力により能楽公演を実施いたします。 また、瀬戸内国際芸術祭の会期中には、子供会・PTAで組織する坂出親子おてつ隊のちびっ子ガイドがナカンダ浜周辺をめぐるガイドツアーを実施し、また小学生で組織するさかいでっこガイド隊も沙弥島の史跡をガイドするなど、沙弥島の歴史を紹介する取り組みを行っております。ちびっ子ガイド隊では、英訳したカードを利用することで外国の方にも沙弥島の歴史や史跡を案内することができました。 国外への情報発信につきましては、中讃地域の市・町・観光協会などで構成するさぬき瀬戸大橋広域観光協議会や香川県・四国ツーリズム創造機構などと協力する中で、外国語での情報発信や台湾などの海外で開催される旅行博に出展するなど、香川県や四国といった広域での観光PRや誘客活動を行っております。 今後につきましても、まち歩き事業やホームページ等を利用しまして、万葉の島沙弥島や讃岐国府跡など本市の歴史に視点を置いた観光情報を広く発信するとともに、広域観光協議会、また香川県などとも連携しまして、積極的に観光PRを努めてまいりたいと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 再質問させていただきます。 三豊市の父母ヶ浜は昨年の4倍の観光客が県内外はもとより海外からも訪れ、周辺にはいろいろなお店が出店してにぎわっております。この大きな要因は、SNSを活用し、インスタグラム・フェイスブック・ツイッター等で常に最新の情報とみんなが行きたくなるような写真を載せることで、観光にうまく結びつけた結果だとお聞きしました。 本市もSNSを使ってすばらしいロケーションのナカンダ浜、万葉の道、国府等をみんなが来たくなるような写真とともにアップして観光客誘致に努めてはどうかと思いますが、お考えをお聞かせください。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(村井孝彦君) 副市長              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 再質問にお答えいたします。 SNSを利用した情報発信ということでございます。現在、本市が利用しているSNSといたしましては、坂出市の公式ツイッター、また坂出市観光協会のフェイスブックを利用しておりまして、イベント等の情報発信に努めているところでございます。 一方、スマートフォンの普及、高性能化に伴い、写真や動画などを投稿するインスタグラムなどのSNSが幅広い世代に利用されるようになっておりまして、県内でも御質問にありました三豊市の父母ヶ浜におきましては、インスタグラムに投稿された写真と同じような写真を撮影することを目的に、新たな観光客の来訪にもつながっているという事例もございます。 本市の市民美術館で行っておりますさかいでの四季フォトコンテストやさかいで大橋まつりのフォトコンテストでは、坂出市内で撮影されました魅力ある写真が多く寄せられているところでございます。 また、坂出市内の高校の写真部は、写真の腕を競う写真甲子園で上位入賞するなどの成績をおさめているところでございます。デジカメ・スマートフォンの普及によりまして、中高生から年配の方まで写真を趣味とする方々の裾野も広がっております。このような写真愛好家の方とも協力するなどして、インスタグラム等のSNSを活用しまして本市の魅力ある写真の情報発信についても、今後、取り組んでまいりたいと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 副市長の非常に前向きな御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。ぜひ活用していただいて広く坂出をアピールしていただきたいなと、このように思っております。 質問の5に移らせていただきます。 番の州県有地の活用方法についてお尋ねいたします。 平成21年12月議会の教育民生委員長報告の中に、番の州プールが廃止され県に返還となった場合においても、子供たちが遊びながら学ぶ場として果たしてきたこれまでの番の州プールの役割に鑑み、親子のコミュニケーションが育まれ、子供たちに夢と希望を与えるような方向で跡地を利用するよう県に働きかけることを求めたとなっておりますが、今までの経緯を御説明いただきたいと思います。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長 網野禎彦君              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 番の州プールの閉鎖から現在の利用に至るまでの経過と現状についての御質問にお答えいたします。 昭和50年に香川県が建設した番の州プールは、入場者数の減少や施設の老朽化等により平成22年に閉鎖となり、所有者である香川県に施設の返還を行い、平成23年には施設を解体除却いたしました。 当該跡地の利用に関しましては、閉鎖前から地元住民や市議会から御意見をいただく中で、県に対して要望や協議を行った結果、平成25年に多目的広場として整備されております。現在では、少年野球場や生涯スポーツの場として子供からお年寄りまで幅広い年齢層の市民の方々に利用されております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 再質問をさせていただきます。 私が市民の皆さんからよくお聞きするのは、坂出には子供を連れて遊びに行く場所がないと、瀬戸大橋記念公園に連れて行って遊ばせて喜ぶのは幼稚園までの小さい子供で、小学生になると記念公園では遊ばないということです。さらに必ず言われるのは何で番の州プールを潰したんですかという言葉です。 そこでまずお伺いいたしますが、番の州プール跡地において先ほどの質問でも触れた、親子のコミュニケーションが育まれ、子供たちに夢と希望を与える活用が現在できているとお考えでしょうか。御見解をお示しください。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 現在の利用形態が、子供たちに夢と希望を与えるような活用になっているかとの再質問にお答えいたします。 先ほども御答弁申し上げましたとおり、現在は少年野球場や生涯スポーツの場としての多目的広場として活用されております。特に本市スポーツ少年団で数多くの大会を開催しており、先月におきましては、さぬき坂出学童軟式野球大会が県外も含め総勢400名の参加者でにぎわいを見せたところでございます。本大会には、全国大会で優勝争いするようなチームや甲子園及びプロ野球選手を輩出したチームも参加しており、強豪チームを肌で感じることで、大勢の子供たちは将来のプロスポーツ選手等への夢や希望を抱いたものと存じます。 以上のことから、議員御指摘の活用が図られているものと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 今、御説明いただいたように、現在の番の州プール跡地は少年野球や地域の方々がゲートボール等々に使用されていることについて、一定の理解はいたします。 少年野球をしている子供たちはいいんです、そうじゃない子供もいるわけであって、そういったことで市内にはまだほかに広い県有地があると思います。例えば、番の州の県有地は記念公園・東山魁夷せとうち美術館・沙弥島・ナカンダ浜があり、私はかねてからそこにオートキャンプ場を設置してはどうかと提案してまいりました。 この質問の最後としてお聞きいたしますが、市内において親子のコミュニケーションが育まれ、子供たちに夢と希望を与える活用ができるよう他の県有地も含めた活用について県に働きかけるなど、市としてもっと積極的に対応すべきではないかと思いますが、御見解をお示しください。 ◎総務部長(中西明彦君) 議長─総務部長 ○議長(村井孝彦君) 総務部長 中西明彦君              〔総務部長(中西明彦君)登壇〕 ◎総務部長(中西明彦君) 番の州県有地の活用方法についての御質問に御答弁申し上げます。 番の州県有地につきましては、生産性向上に取り組む民間企業の旺盛な設備投資等を背景といたしまして分譲が進んでおります。直近では平成30年10月に運送業、倉庫事業者に対し約3.3ヘクタールが分譲されたところでございます。その結果、現在の未分譲面積は約17ヘクタールとなっており、今後におきましても企業進出の可能性が十分に想定されるところでございます。 御提案の子供のための施設につきましては、当該県有地は都市計画法に基づく用途地域は工業専用地域となっていることから、現状では設置自体が困難な状況にございます。さらに、分譲に当たりましては土地所有者であります県の意向が尊重されることになります。 現在、当該県有地の利活用状況等につきましては、県の所管課でございます企業立地推進課と本市の企業立地推進室との間で情報共有に努め、相互に連携を図ることといたしております。そうした県との情報交換の中で、今回の御意見もお伝えしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 部長の御答弁を聞いて、十数年前に私同じ質問をしたと思うんですけれども変わってないなと非常に残念な思いであります。 先ほど私がお話ししたように、本当に坂出の子供たちが今遊ぶ場所がないんです。市長からも先ほどもお話がありましたけれども、子育てしやすい住みたくなる町坂出、健幸の町坂出、これを打ち出すのであれば子供たちが夢と希望、また思い出に残るような場所をぜひ設置していただきたい。これは強く強く要望させていただきますのでよろしくお願いいたします。 質問の6に移らせていただきます。 障がいがあっても自立した生活が送れる環境整備についてお聞きいたします。 その中の一例として障がい者の雇用率問題についてお聞きいたします。 昨年、国の中央省庁や香川県でも障がい者雇用率の2.5%が達成できず水増しをしていたことが発覚して、大きくマスコミに報道されたことは御案内のとおりであります。 そこでお聞きいたしますが、本市役所の障がい者の雇用率はどのような現状なのかお示しください。 ◎総務部長(中西明彦君) 議長─総務部長 ○議長(村井孝彦君) 総務部長              〔総務部長(中西明彦君)登壇〕 ◎総務部長(中西明彦君) 本市の障がい者雇用率の現状についての御質問にお答えいたします。 地方公共団体の法定雇用率につきましては、障害者の雇用の促進等に関する法律において定められており、平成30年4月1日以降は2.5%とされております。本市の雇用率でございますが、本年6月1日現在、市長部局で1.97%、教育委員会で0.78%と法定雇用率を満たしていない現状となっております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 法定雇用率を達成できてないということで、非常に残念な思いであります。 引き続いて、在宅就業障がい者等の自立促進についての質問に移らせていただきますけれども、平成25年4月に障害者優先調達推進法が施行されました。この推進法の具体的な内容について御説明を賜りたいと思います。 さらに、この法律に基づき、本市は調達目標を本年度240万円以上と定めておりますが、この算定基準をお示しください。 また、実際各施設と随意契約を結んでいると思いますが、どの施設とどのような内容で契約しているのかと、調達目標額をクリアしているのかお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 在宅就業障がい者等の自立促進の御質問にお答えいたします。 まず、法の具体的内容でございますが、国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律、いわゆる障害者優先調達推進法につきましては、国や地方公共団体等の公的機関が物品やサービスを調達する際に、障がい者就労施設等から優先的に購入するよう努めることにより、障がい者就労施設等が供給する物品等に対する需要の増進等を図り、障がい者就労施設で就労する障がい者や在宅で就業する障がい者の経済面での自立を進めることを目的としてございます。 この法律により、国や地方公共団体は毎年度、障がい者就労施設等から物品等の調達の推進を図るための方針を作成し公表すること、方針には調達の目標額を定めること及び調達実績の概要を公表することなどが義務づけられてございます。 次に、調達目標の算定につきましては、国において平成25年4月に閣議決定されました障害者就労施設等からの物品等の調達の推進に関する基本指針におきまして、調達方針の目標設定に当たっては調達実績額が前年度を上回ることを目標とするなど、障がい者就労施設等からの物品等の調達が着実に推進されるよう設定することが示されております。 本市におきましても、この基本方針を参考に、本市の障がい者就労施設からの物品調達方針において調達目標を定める際には、前年度の調達実績額を上回る額を目標とするなど優先調達が着実に推進される目標設定に努めてございます。 なお、今年度の目標額は240万円と昨年度実績である279万円を下回ってございます。これは、平成27年度から29年度にかけての調達実績の伸び率が平均約5%であるのに対しまして、平成29年度から昨年度の調達実績の伸び率が約29%増と急激に増加したこと、また昨年度の発注の中に毎年の発注が見込めない臨時的なものがあったことから、それらを勘案しまして、平成29年度の実績から昨年度及び本年度と2年連続で5%増となった場合の金額を算出したものでございます。 次に、目標額がクリアできているかどうかとの御質問でございます。 まず、調達の内容と相手方の主なものでございますが、公共施設の草花植栽管理を社会福祉法人香川県社会福祉事業団香川県ふじみ園に委託しております。また、印刷業務の委託などを県内の障がい者就労施設等の共同受注窓口である特定非営利活動法人香川県社会就労センター協議会に発注してございます。 過去5年間の目標額と調達実績を申し上げますと、平成26年度は平成25年度の調達実績である220万円を上回るという目標に対し、それを上回る224万円の実績でございました。その後、平成27年度は目標額220万円に対して実績約198万円、28年度は目標額220万円に対し実績約205万円、平成29年度は目標額220万円に対し実績約217万円と目標額に到達することができておりませんでした。昨年度は、先ほど申し上げましたように目標額220万円に対し、諸事情はございましたが実績約279万円と目標額を上回る調達実績を達成したところでございます。 また、今年度に関しましてはまだ見込みを申し上げる時期ではございませんが、目標額を達成する調達実績となり、その後また継続的な障がい者就労施設への受注機会の増大が実現するようにふくし課より他課へ情報提供を図るなど、調達実績の拡大を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 再質問させていただきます。 本市ではまだその雇用率の達成ができていないということで残念でありますけれども、8月28日に厚生労働省が国の全省庁、35行政機関のうち13機関で法定雇用率が未達成と発表し、政府は今年度末までに雇用率達成を目指しております。 そこで再度お聞きいたしますが、年度ごとの採用した人数と離職した人数、あわせて離職した理由と今後の離職者に対する対策もお聞かせください。 また、国が定めている雇用率は2.5%だと思いますが、3.0%とか3.5%に本市独自の基準をつくり、障がいのある方々が一人でも多く自立した生活が送れるようにできないか、あわせてお聞かせください。 ◎総務部長(中西明彦君) 議長─総務部長 ○議長(村井孝彦君) 総務部長              〔総務部長(中西明彦君)登壇〕 ◎総務部長(中西明彦君) 障がい者の雇用率についての再質問にお答えいたします。 先日の新聞報道にもございましたが、国においては中央省庁28行政機関が昨年10月以降に採用した障がい者3,131人のうち5%に当たる161人の方が本年6月1日までに離職したとの調査結果を厚生労働省が発表いたしました。離職理由といたしましては、体調悪化が31.7%で最多でありまして、転居などの本人都合が26.1%、職場環境が12.4%、契約満了を含むその他が22.4%となっております。 本市の離職者につきましては、平成30年度中で申し上げますと市長部局においての1名のみで、理由は体調悪化によるものでございます。 なお、これまでの離職における主な理由といたしましては、体調悪化、本人都合、定年退職などとなっております。 次に、対策といたしましては、本市では本年4月より障がいのある職員への合理的配慮として、自己の障がいに関する通院や手帳の更新手続などが必要な場合、年間6日間の範囲内で職務専念義務免除を行っております。 次に、雇用率の目標を市独自に引き上げる考えについてでございますが、本市におきましては、平成22年度の職員募集より障がい者枠を設けておりますものの、応募自体がほとんどなく、本市での採用者は、平成30年度募集までの過去9年間で1名という状況にございます。こうしたことから、今年度の職員採用試験より障がい者枠の受験要件を変更いたしまして、身体障害者手帳以外に療育手帳や精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方についても対象を広げたところでございます。 一方で、先ほど申し上げました新聞報道の内容によりますと、雇用された方から業務量が少なくやりがいがない、職場で相談がしにくいなどの意見もございますことから、雇用する側とされる側の間に意識、また思いの差が少なからず存在するものと考えております。 本市といたしましては、まずは法定雇用率の達成を目標に、正規職員以外の臨時・嘱託職員や来年度から始まります会計年度任用職員での雇用も選択肢の一つと捉えつつ、個々の障がいの内容や程度に応じ能力を発揮でき安定的に勤務できるよう、ハローワークや特別支援学校との連携や他の自治体の取り組み状況等も参考にしながら、今後も障がい者雇用の促進に努めてまいりたいと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) ぜひ雇用率を達成をしていただきたい、このように思いますし、教育委員会のほうも非常に少なくなっておりますので、ぜひ達成できるようによろしくお願いしたいというふうに思います。 そしたら、質問の7に移らせていただきます。 高齢ドライバーによる交通事故対策についてお聞きいたします。 警視庁によると、75歳以上の免許保有者は年々増加しており、団塊世代が高齢者層となるため、さらなる事故対策が必要と言われております。 そこで、本市の75歳以上の免許保有率は一体どれくらいなのか、また75歳以上による事故とその原因についてお聞かせください。 ◎市民生活部長(中川高弘君) 議長─市民生活部長 ○議長(村井孝彦君) 市民生活部長 中川高弘君              〔市民生活部長(中川高弘君)登壇〕 ◎市民生活部長(中川高弘君) 高齢ドライバーの実態についての御質問にお答えいたします。 まず、本市の75歳以上の高齢者の運転免許保有率でございますが、香川県警察本部によりますと、令和元年6月末現在で本市に住所を有する運転免許保有者は3万5,654人、このうち75歳以上の高齢者は3,535人であり、約10%となってございます。 次に、交通事故の実態といたしましては、平成30年中に本市の75歳以上の高齢ドライバーが関係した交通事故は32件、死者数は1名、負傷者数は33名で、その自動車の種別は23件が乗用車、8件が貨物車、1件が自動二輪でございました。 事故類型といたしましては、車両相互が24件で75%を占め、人対車両が6件で約19%、車両単独が2件で約6%となってございます。 事故の発生場所は、交差点及び交差点付近が19件で全体の約60%を占め、次いで交差点・交差点付近・踏切以外の道路、いわゆる単路でございますが、これが10件で約30%となっております。 事故の原因としましては、安全不確認や前方不注意などの発見のおくれによるものが25件で約78%を占め、ハンドル操作不適、ブレーキ操作不適などの操作誤りが6件で約19%となってございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番
    ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 細かい御説明ありがとうございます。 次の質問ですけれども、高齢者の事故対策として先進的な取り組みを実施している東京都では、ペダルの踏み間違いによる急加速抑制装置の機能を有する安全運転支援装置に補助金を出し、限度額10万円、本人負担1割で購入、設置でき、高齢者の命を守る補助制度が既に実施されております。本市も検討すべきだと思いますが、御見解をお示しください。 ◎市民生活部長(中川高弘君) 議長─市民生活部長 ○議長(村井孝彦君) 市民生活部長              〔市民生活部長(中川高弘君)登壇〕 ◎市民生活部長(中川高弘君) 後づけ安全運転支援装置の補助制度の創設についての御質問にお答えいたします。 報道等によりますと、後づけ安全運転支援装置につきましては、既に国内乗用車メーカー2社を含む各社が開発、販売をしているようでございます。また、既に販売されている装置につきましては、その機能・性能はさまざまでございまして、中にはペダルの踏み間違いに起因する事故を初め、高齢ドライバーに特有の事故の防止や被害の軽減に資することが期待できるものもある一方で、一部にはユーザーが適切に使用しなければかえって危険を引き起こしかねない構造・機能を有するものもあるようでございます。 国におきましては昨年度、使用時の効果や注意点等を各装置の特性等に応じて客観的に評価し、その結果をユーザーに提供することを目的として、後づけ安全装置の性能評価制度が創設されました。さらに、後づけ安全運転支援装置の性能認定制度の創設及び来年度からの実施に向けての検討が現在行われております。 また、装置の開発を促進するため、先般7月5日に国内乗用車メーカー8社に対し、後づけ安全運転支援装置の装備拡大等に向けた開発計画を策定するよう要請しておりまして、メーカー各社では来年の夏以降、既販車への後づけのペダル踏み間違え時加速抑制装置の商品化が見込まれており、その動向も注視しているところでございます。 いずれにいたしましても、さきの6月定例会で10番若谷議員にお答えしたとおり、本市におけます後づけ安全運転支援装置の補助制度の創設につきましては、先進安全自動車購入の際に、現在、県が実施しております補助制度と同様に、ある程度広域的な考えのもとでの実施が望ましいと思われますが、坂出市民による交通事故発生抑制効果も期待できますことから、国・県や他市町の動向も注視しつつ、引き続き検討してまいりたいと考えております。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 再質問させていただきます。 先ほど部長に答弁いただいたんですけれども、県が行っておる高齢者先進安全自動車補助制度は平成31年3月13日以降に新規登録、いわゆる新車で自動ブレーキ、車線逸脱警報、ペダル踏み間違え時加速抑制装置、先進ライト等が装備されている車を購入する65歳以上80歳未満の方を対象としている制度で、今現在車を持っている方には取りつけることができないと。また、8月9日で当初予算4,500万円に達したということで受け付けも終了しております。実際、高齢者の方々が再度車を買いかえるというのもなかなか難しい方もいると思います。 そういった点から、東京都が取り入れている安全運転支援装置の設置なら、今乗られている車に取りつけることが可能で、高齢者の方々の負担も軽減されると思います。 つい先日も、高松で79歳の方が運転していた軽乗用車が踏み間違いによりホームセンターに突っ込むという事故が報道されておりました。また、9月6日の新聞によりますと、運転をやめて自由に移動する手段を失った高齢者は、運転を続けている人と比べて要介護状態になるリスクが2.2倍になるという研究結果も出ております。 本市は健幸の町坂出を掲げ、元気な高齢者をつくろうと取り組んでいるところだと思います。元気イコール免許保有者もふえるということだと私は思うわけです。また、本市には山間部もあり、独居老人、老老介護を行っている方もいる中で、どうしても車がないと生活に支障を来す方も多くいると思います。 そういったことから、先ほど部長も答弁いただきましたけれども、来年度から国の施策というかそういうものも出るというふうにお聞きいたしましたけれども、そういったものをぜひ今後取り入れていくというような考え方で進めていただきたい、このように思います。その観点から再度お聞きいたしておきます。 ◎市民生活部長(中川高弘君) 議長─市民生活部長 ○議長(村井孝彦君) 市民生活部長              〔市民生活部長(中川高弘君)登壇〕 ◎市民生活部長(中川高弘君) 後づけ安全運転支援装置の補助制度につきましての再質問にお答えいたします。 高齢化が進み、本市でも高齢者が車を運転できなくなると、質問にありましたように日常生活に支障を来す場合も出てまいります。そうしたことから、本市におきましてはデマンドタクシーなりコミュニティーバスといった移動手段の確保もしているところでございます。 また、一方では高齢者の交通事故の安全対策としまして、高齢者運転免許証自主返納制度の推奨や高齢者の交通安全教室等の啓発も鋭意推進しているところでございます。 先ほど御答弁申し上げましたが、県におきましては新車購入時に事故防止安全装置の補助制度を現在創設しておりますが、先ほどの答弁の中でも少し触れましたが、今後国においてはこれから販売される車全てにそういった機能が標準装備となることが期待されるところでございまして、今後県におきましても現在の制度の見直し等も期待されるところでございます。 補助制度を創設する場合につきまして、補助の対象年齢とか既存の市の施策との整合性、また先ほど申し上げました安全装置の検証、そういったものから、また財源の確保といったさまざまな課題もございますので、引き続き国・県・他市の動向も注視してまいりたいと存じます。御理解賜りたいと存じます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 他市の状況を見ながら、答弁でよく使われる言葉ですけれども、他市に先駆けてこの坂出市で取り入れれるようにぜひ強く要望いたしておきますので、よろしくお願いいたします。 最後の質問になります。循環型社会の構築についてお尋ねいたします。 ごみの分別については、自治会ごとに市民の方々の御理解と御協力をいただき実施しておりますが、非常に分別に労力がかかり、苦慮しているとお聞きしております。 そこで、正しい分別、排出適正処理によるごみの減量化と再資源化を図り、市民に理解と協力をいただき、環境に優しい循環型社会形成に努めるべきだと思いますが、本市のごみ分別は適正に実施されているのか、その実態に対する認識と循環型社会形成に向けてのお考えをお示しください。 ◎市民生活部長(中川高弘君) 議長─市民生活部長 ○議長(村井孝彦君) 市民生活部長              〔市民生活部長(中川高弘君)登壇〕 ◎市民生活部長(中川高弘君) 市内のごみ分別は適正に実施されているか、その実態に対する認識と本市の循環型社会の形成に向けての考えについて御答弁申し上げます。 本市におきましては、昭和59年にごみの分別収集を開始し、平成3年には缶・瓶類の分別収集を、また平成11年のリサイクルプラザの稼働に伴い、紙類・ペットボトル・プラスチック製容器・包装等の分別収集を行うなど、ごみの分別、再資源化に取り組んできたところでございます。 ごみの分別収集の実態につきましては、坂出市地区衛生組織連合会の御協力をいただく中で、各集積場において自治会長を初め会員の方々や地域住民団体の皆様が非常に熱心に小まめに分別指導等に取り組まれ、市民の協力をいただくことによって、おおむね適正に分別が行われてきているものと考えてございます。 次に、循環型社会の形成に向けた方策についてお答えいたします。 本市のごみ処理につきましては、まちづくり基本構想や環境基本計画、一般廃棄物処理計画に基づきまして、市民共働による3R、いわゆるリデュース、リユース、リサイクルの推進等により、ごみの減量化や徹底した分別収集の促進、ごみの適正な処理による最終処分場の延命化、各関係機関との連携のもと適正な処理と再資源化に向けた指導等を基本方針として、適正かつ計画的な一般廃棄物処理を推進しているところでございます。 本計画を反映したごみの減量化に向けた具体的な方策としましては、市広報紙等を通じたごみの分別収集に関する市民への周知、地域による集団回収の促進、家庭での生ごみ処理機や処理容器購入に対する助成、生ごみの水切り励行の推奨等の取り組み、さらにはリサイクルプラザにおきまして環境学習や古着利用などの体験工房の実施のほか、年1回程度開催をしておりますリサイクルフェアでのリサイクルされた自転車の販売を通じまして、ごみの減量化、また再利用に向けた市民意識の醸成にも力を入れているところでございます。 また、ことし3月に作成いたしましたごみ分別冊子の改訂版や分別ポスターの全戸配布をいたしており、ごみ分別適正化につきまして丁寧な情報提供に努め、循環型社会形成推進基本法に定められた基本原則をさらに推進していくために市民の方の御理解と御協力を得ながらごみの減少化を図るとともに、分別収集を徹底することにより、ごみの再資源化を促進してまいる所存でございます。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 今、広報紙等でごみの分別等々のことを載せて努めているというふうにお聞きいたしておりますけれども、若い方々、そういった方々はなかなかそういったものを見ないというような声をよく聞くわけです。 これ再質問になりますけれども、徳島県の阿南市では8月1日より、あなんごみ分別アプリの配信をスタートされております。また、同様のアプリを徳島市でも配信されているようであります。このアプリは、スマートフォンやタブレット端末でダウンロードができ、市民は無料でアプリを利用できるそうです。機能はごみの収集カレンダー、今日と明日、週ごと、月ごとと3パターンによる収集日程表を1画面ですぐに確認できることが可能で、アラート機能もついていて収集予定のごみ種別を前日と当日にアラートで知らせてくれるそうです。そのほかにもごみ分別辞典などもあり、品目ごとにごみの出し方を確認できるようにもなっております。 昨今は核家族化から共働き家庭も多く、どの家庭も朝は忙しくされていると思われます。ついついごみの収集を忘れてしまったり、ごみの分別がわからずそのままになるケースもあるのではないかと思います。 本市もこのようなアプリを活用し、市民サービスの向上と正しい分別・排出・適正処理によるごみの減量化とリサイクルで循環型社会形成に努めなければならないと思いますが、こういった取り組みを行う考え方があるかお聞かせください。 ◎市民生活部長(中川高弘君) 議長─市民生活部長 ○議長(村井孝彦君) 市民生活部長              〔市民生活部長(中川高弘君)登壇〕 ◎市民生活部長(中川高弘君) アプリを利用した情報発信をしてはどうかとの再質問にお答え申し上げます。 本市といたしましても、市民の一人一人がごみの減量化と再資源化につきましてさらなる御理解と御協力をいただくことが、循環型社会の構築には非常に重要であると認識しているところでございます。 そのためにはごみ分別推進の取り組みや施策等につきまして、より多くの市民の皆様に御理解や御協力をいただけるよう、先ほど御提案のありましたアプリにつきましても一定の効果もあろうかと思われますので、これらも含めまして効果的な情報発信の方法を調査研究しながら、一層のごみ減量と再資源化を促進してまいりたいと考えております。 ◆7番(山条真嗣君) 議長─7番 ○議長(村井孝彦君) 山条真嗣君              〔7番(山条真嗣君)登壇〕 ◆7番(山条真嗣君) 前向きな答弁だというふうに私は受け取っておりますので、そういったアプリを使って、今皆さん、スマートフォンとかそういったものを使っている方がたくさんおられると思うんです。それと、紙を出されてもなかなか見ないという現状もあろうかと思います。 そういったことから考えると、今徳島市とか阿南市が行っておるようなアプリを使うのも、私は循環型社会の形成に非常に役立つんじゃないかなというふうに思います。ぜひ期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(村井孝彦君) 次、6番鳥飼年幸君の質問を許します。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 6番 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、9月定例会におきまして、市民グループ未来の会の一員として一般質問させていただきます。 それではまず初めに、平成28年に策定された公共施設等総合管理計画についてお伺いいたします。 本計画は、さまざまな社会情勢を踏まえ、公共施設等の全体像を明らかにし、長期的な視点を持って公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進することを目的に策定されたわけですが、その中で現在は休館になっている市民ホールのあり方についてお伺いいたします。 本年4月より休館になり、早いもので半年が過ぎようとしています。休館になると決まってから市民の皆様にさまざまな意見をいただきました。どうして休館にしなければいけないのか、今後はどこを代替施設として考えているのか、また市内に市民ホールにかわるような施設はあるのかという意見が多くありました。 この公共施設等総合管理計画では、市民ホールについては建物本体、附属器具ともに老朽化が進行している、老朽化に伴う修繕については毎年度緊急性の高い箇所について実施しているが、修繕を要する箇所が多いため、全てに対応することが難しい状況にあると記載されています。ですから、大規模地震が起これば大変なことになるというのは理解できます。しかし、この市民ホールは立地・規模・内容ともすぐれたホールであることには間違いありません。 そこでお尋ねしますが、施政方針では再開も視野に入れた市民ホールの調査を今年度実施するとありましたが、その進捗状況をお示しください。 また、既に調査が完了している場合、特筆すべき成果があればあわせてお聞かせください。 ○議長(村井孝彦君) 答弁を求めます。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長 網野禎彦君              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 6番鳥飼議員の公共施設等総合管理計画についての御質問のうち、市民ホールのあり方について、再開も視野に入れた市民ホールの今年度の調査の実施について、進捗状況及び調査が完了している場合の特筆すべき成果についての御質問にお答えいたします。 平成31年4月より老朽化のため休館としている市民ホールの調査の進捗状況についてですが、本年7月に人工土地再生計画や市民ホール耐震診断を実施してきた株式会社現代計画研究所に調査を依頼し、これまでの耐震診断による調査で試案された特定天井の耐震補強方法を再検討するとともに、これにかわる補強方法についても人工地盤や遮音板内のつり物構造の調査を実施した上で幾つかの補強方法を検討することとしており、休館の要因となりました舞台照明設備の改修、地下水上昇の問題の対処や現行建築基準法等の諸法令に沿った改修などについてもその方法や費用、改修期間について調査を進めております。 特に補強費用が高額となる特定天井の耐震対策については、遮音板の内部調査や鉄筋等の使用部材の強度検査や非破壊検査のほか、特定天井の対策に関する有識者を招聘し、有効な補強方法等についての意見を聞くことも予定しております。 現在、このような調査を進めている段階にございます。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 御答弁ありがとうございます。 聞いても全くわからない。天井に多額の費用を要するというのはわかりますし、天井落下が懸念されておる、それと地下水、非常に重要な部分であると思います。 それからもう一つが、今現在調査中というところでありますが、関連がございますので次の質問に移らせていただきます。 市民ホールの維持管理に対する基本方針については、今後、坂出市人工土地再生計画及び坂出市グランドデザイン等に基づいて方針を決定していくこととしていると述べられていますが、この点については大変重要であり、市民の関心も高いと思います。公共施設等総合管理計画が策定されてから2年余りがたちますので、そろそろ方針案はできていると思います。その方針案や現在実施している調査結果を踏まえ、今後、休館中の市民ホールをどのようにしていこうと考えているのかお聞きします。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 市民ホールのあり方について、現在調査中の市民ホールの人工土地再生計画及びグランドデザイン等に基づく方針や現在の調査状況を踏まえた、今後の市民ホールをどのようにしていこうと考えているかとの御質問にお答えします。 現在調査中の市民ホールについては、公共施設等総合管理計画の中において今後の維持管理に対する基本方針といたしまして、人工土地再生計画及びグランドデザイン等に基づいて方針を決めることとしておりますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり舞台照明設備等の老朽化や特定天井の耐震対策、また地下水の上昇の問題などから本年4月より休館とし、改修の調査を実施している状況であります。 休館の要因となった箇所の調査結果を踏まえまして、再開も視野に総合的にできるだけ早期に判断してまいりたいと考えております。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 私は、ことし2月、文化協会の坂出市民愛好友の会で最初で最後の市民ホールでの舞台に立たせていただきました。市長は、市民ホールを大事にしておられましたし、演劇・日舞などに数多く出演され、私以上に再開したいという気持ちは強いと思います。坂出市民にとっても、とてもとても大切な場所なのです。 調査中ということで答弁は求めませんが、前向きに再開の方向でぜひ考えてほしいなということをお願いしまして、次の質問に移りたいと思います。 次に、学校教育系施設の今後についてお伺いします。 公共施設等総合管理計画で学校教育系施設の現況については、建築後30年以上経過している校舎は全体の92%、40年以上は全体の47%、50年以上は全体の27%を占めるまでになっており、耐用年数を超過した校舎等の改築または建てかえも含め、老朽化対策は喫緊の課題であると記載されています。 また、今後さらに膨大な維持管理改修工事費が必要であると言われております。その一つに非構造部材の耐震化等に多額の費用を要すると記載されていますが、具体的な工事内容やその進捗状況をお示しください。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 学校教育系施設の今後のうち、非構造部材の耐震化等の工事内容についての御質問にお答えします。 非構造部材耐震化の工事内容でございますが、校舎につきましては主に外壁のコンクリートやモルタル・タイルの劣化による落下防止対策でございます。また、体育館につきましては、天井ボードの地震による落下防止対策と照明の更新でございます。 非構造部材の耐震化は、坂出市では平成25年度から実施しておりまして、今年度は3校の外壁落下防止対策工事を実施する予定でございます。体育館の天井ボード落下防止対策は既に完了しており、校舎の外壁落下防止対策につきましては今年度で完了予定でございます。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 御答弁ありがとうございます。  P.121 非構造部材については完了しているというふうな御答弁だったかと思います。 ですので、次の質問に移ります。 今後の維持管理に対する基本方針では、学校再編整備計画も踏まえ、教育施設における長寿命化計画を改築または建てかえの検討も含め、令和2年度までに策定するとありますので、現在計画策定の真っただ中だと思いますが、その進捗状況をお聞かせください。 ◎教育部長(網野禎彦君) 議長─教育部長 ○議長(村井孝彦君) 教育部長              〔教育部長(網野禎彦君)登壇〕 ◎教育部長(網野禎彦君) 学校施設の長寿命化計画策定の進捗状況についての御質問にお答えします。 学校施設の長寿命化計画については、学校施設長寿命化計画策定業務委託料を来年度までの債務負担行為として今年度当初予算に計上しておりまして、各施設を調査し、建物ごとの判断を行い、今年度と来年度にかけて策定する予定であります。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 私は建てかえを要望いたします。なぜなら2018年6月20日、大阪北部地震において通学中の9歳の女子児童が、小学校のブロック塀の下敷きになりお亡くなりになったからです。その後、全国の通学路に面するブロック塀を総点検するに至ったということも記憶に新しいと思います。 そこで、先ほども申しましたが、学校施設の多くは建築後30年以上経過している校舎が全体の92%ということは、ほとんどの校舎が海砂が使われた時期に建設された可能性が高いと私は思っています。ですから、構造体の耐震化が完了したといっても、海砂が用いられた構造物は塩分により鉄筋が腐食し、人間に例えると骨がない肉だけの状態になっています。また、非構造部材というのは上着だけですから役に立たないと思います。 その上、屋上防水が剥離し、屋上スラブから雨の浸入が防げず雨漏りして、ひどいところは雨がやんだとしても1週間ほど雨漏りが続いていましたから、御理解いただけるかと思います。 参考までに、東京などの大都市圏の公共施設は老朽化に伴い建てかえの方向で進んでいるそうです。子供の命を守ることが私たち大人の責務として、校舎の建てかえを要望いたしまして、次の質問に移ります。 次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略について何点かお伺いいたします。 働きたい、住みたい、子育てしたい共働の町の創造についてであります。 初めに、働きたい町にスポットを当ててお聞きします。 香川県は有効求人倍率が高く、ここ数年の平均値は、常に全国を0.2ポイント近く上回り続けています。その中でも、本市におきましては県内一位であり、29年度からことしの6月までは2倍以上の値で推移しておりましたので、経済に活力があるのはすばらしいことだと思い、ハローワークで求人内容についてお伺いしました。 すると、確かに経済に活力はありますが、求人と求職者のミスマッチが発生しているとの返答でした。どういうことなのかと具体的に聞きますと、事務職の求人倍率は0.62倍と低く、サービス業は5.35倍もありますが、なかなか人が集まらないという状況が続いています。また、65歳以上になりますと、極端に求人が少なくなりますから再就職できにくくなっているのが現実なのですと言われ、非常にショックを受けました。 そこでお尋ねします。 まだまだ働きたいと思っている65歳以上の方々はたくさんおられますが、そういった人たちが生き生きと活躍できる場を提供してあげられるような取り組みはないのでしょうか。お示しください。 ◎総務部長(中西明彦君) 議長─総務部長 ○議長(村井孝彦君) 総務部長 中西明彦君              〔総務部長(中西明彦君)登壇〕 ◎総務部長(中西明彦君) まち・ひと・しごと創生総合戦略についてのうち、高齢者の受け皿を充実させる取り組みについての御質問にお答えいたします。 高齢者が健康で幸せに暮らしていくためには、心の充実、経済的な充実、役割の充実が必要であると考えており、特に高齢者が働き続けられる環境づくりは重要でございます。 高齢者の就業機会をふやすためには、高年齢者雇用安定法に基づき65歳までの高齢者雇用の確保を図ることが重要であり、さらに65歳を超えても年齢にかかわりなく働ける環境整備も必要になってまいります。年齢を重ねていくにつれ、それぞれの個人の意欲・体力等の差が拡大し、雇用や就業ニーズも多様化することから、個々の高齢者に応じた就業機会を提供していくことが重要であると考えております。 こうしたことから、ハローワーク坂出・シルバー人材センター及び香川県が県内企業の求職・求人等に関する情報収集や人材確保等の業務を行うために設置いたしております地方版ハローワーク、ワークサポートかがわ等と情報連携しながら効果的な方策について研究してまいりたいと存じます。 特にシルバー人材センターは、働く機会を提供することを通じて多様な生きがいの充実や健康の維持増進を図ることを主な目的としており、高齢者の就業ニーズの拡大や時代の要請を背景としてシルバー派遣事業は増加してきていることから、引き続き適切な支援に努めてまいりたいと存じます。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) ぜひ、65歳以上の方々が生き生きと仕事ができますようお願いしまして、次の質問に移ります。 次に、住みたい町についてです。アンケートというほどでもありませんが、若い人たちから坂出について率直な感想を聞いてみました。若い人が集まる場所がない、気軽に行ける場所がない、明るさ、若さがないという意見が多く見られました。 そこで私が思っていることは、以前から議論になっている緩衝緑地の利活用です。緩衝緑地自体もう必要ないという意見も多いことは承知していますが、緩衝緑地を生かしつつ若者をターゲットにしたまちづくりができないかと思っています。 私の理想は、緩衝緑地内部にお店をつくるのではなく、道路に面した南側にいろいろな商店が建ち並ぶことで、あのあたり一帯が大きなショッピングモールのようになることです。そうなれば、食事をしたりコーヒーを飲んだりしながら緑地を眺めることができますし、ウインドーショッピングも絵になると思いませんか。周辺には岩盤浴ができるお店もありますし、買い物客が集まることでふだんから緑地帯を利用する人、例えばウオーキングや軽いジョギングを楽しんだり、そのついでに健康遊具で健康づくりをしたりする人もふえてくると思います。さらに、子供の遊び場が整備されますと日中はたくさんの親子連れでにぎわい、もっともっと明るい場所になると思います。 そして、市立体育館と緩衝緑地を結ぶ陸橋をつければ、今は玄関先で準備運動をしている選手のウオーミングアップ場としても利用できますし、また選手や観戦者のお食事どころにもなり、近くにはホテルもありますから遠方から来られた選手も利用しやすいと思います。 しかも、今は木が鬱蒼と生い茂っており、暗い、怖い、危ないというイメージが強い緩衝緑地ですが、人が集まることで費用がかかることなく安全な公園に変わると思います。 これはあくまで私の思い描くまちづくりですから、一つの参考として市長には聞きおいてもらえればと思いますが、やはり人口増には若年層が住みたいと思える魅力的なまちづくりが大事だと思います。そのための取り組みは何かあるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(村井孝彦君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 若年層が住みたいと感じるまちづくりのための取り組みにつきましてお答え申し上げます。 本市では、人口減少を克服するため、坂出市まち・ひと・しごと創生総合戦略にのっとりまして外部有識者の検証を受けながら、本市の実情に即した施策を積極的に展開しているところであります。加えて、独自の子育て支援施策として保育料軽減措置や医療費助成、また新婚世帯及び移住世帯への家賃補助の実施、さらには住環境整備を進めることを目的といたしまして交通利便性の高い中心市街地への住戸の供給促進を図るまちなか中高層共同住宅建設促進事業などにも取り組んでいるところでございます。 その結果、県外から本市への移住者につきましては、平成30年度途中からでございますけれども、市民課窓口で実施しているアンケート調査の結果によりますと、昨年度232名となっておりまして、うち30代以下が全体の7割を超える170名であったということから、これまで取り組んできた施策によりまして、一定の効果があらわれたものと考えているところでございます。 また、現在、令和2年度から5年間を対象とする第2期坂出市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定作業に取り組んでいるところでございます。その策定過程におきまして、5年後、10年後に子育て世代となる市内4校の高校生から住みたいと思える将来のまちづくりについて率直な意見を聞くため、香川大学の協力も得る中でワークショップを開催することとしており、これら寄せられた意見を取り入れながら若者の定住促進に向けて、より実効性のある総合戦略を策定しまして、効果的な施策の展開につなげてまいりたいと考えております。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 徐々に成果が出てきたというふうに言われております。もっともっと今後、よりよく坂出の町なかづくりに御尽力いただき、若年層が本当に来たいなというまちづくりをお願いしまして、次の質問に移ります。 次に、子育てしたい町についてであります。本市の子育て支援センターは充実していると大いに評価していますが、お子さんが感染症などの病気になったときは保育園等での受け入れが困難であるようです。しかし、仕事がどうしても休めないときに病児保育は必要ではないかと思われます。 本市では現在のところ民間の1カ所しかありません。今後、子育て世代が住みたいと感じるまちづくりには病児保育の充実が不可欠だと思いますが、充実策はあるのか、そのお考えをお聞かせください。 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 議長─健康福祉部長 ○議長(村井孝彦君) 健康福祉部長 丸橋通良君              〔健康福祉部長丸橋通良君)登壇〕 ◎健康福祉部長丸橋通良君) 病児保育の充実策についてお答えいたします。 病児保育については、保護者の方の仕事・冠婚葬祭・傷病などで病気の子供を見られないときやふだん子供を見てもらっている方の急な用事で病気の子供を預けられないときなどに病児の看護を担当する看護師等を配置した専用の施設にて一時的に預かるもので、市内では回生病院にて実施してございます。昨年度における病児保育の利用者数は554名と、年度による増減はございますが全体的に増加傾向にございます。 充実策についてですが、平成27年度から香川県の補助事業ではございますが3歳未満の第2子、また就学前の第3子以降の利用料を無償にする支援策が講じられているところでございます。 病児保育につきましては、利用定員の増員などさらなる充実を求める意見もございますことから、今後とも保護者にとって利用しやすい制度となるよう研究してまいりたいと考えているところでございます。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 先ほど副市長のほうから若年層の人口が徐々にふえてきておるというお話をお聞かせいただきました。そこで、今554名、今後もっとふえるであろう子供たちに対して、やはりこの病児保育というのは必要でないかなというふうに思います。今後また1カ所じゃなくてふやせるような御尽力をお願いして、次に進みます。 移住してみたい町はどこかと問われれば、私でしたら迷わず坂出市と答えますが、一般的な人がどのように感じているのかが気になり、インターネットで検索してみました。四国の住みたい町ランキング5は全て瀬戸内海に面しています。1位が松山市、2位が今治市、3位が高松市、4位が丸亀市、5位が新居浜市の順でした。個人的には、坂出市はいいところがいっぱいあって本当に住みやすいところだと思っているので、少し残念に思いました。 人口減少問題はほとんど全ての自治体が直面しています。本市も移住・交流フェアに参加するなど、さまざまな機会を捉えて魅力を発信していただいていることは承知しており大変ありがたく思っていますが、既存の政策だけでなく、他の自治体が行っていないような新規の移住・定住政策をどんどん展開していき、老若男女を問わず誰もが坂出に住んでみたいなと思えるまちづくりを推進していただければと思います。 それでは次に、スポーツを生かしたまちづくりについてお伺いします。 正直迷いました。全英女子42年ぶり優勝、シンデレラガール渋野日向子選手のスマイルか、それとも今般の世界柔道選手権金メダル大野将平選手の険しい顔つきのどちらで質問するべきか迷いましたが、どちらにしても無理があるようなので、自分らしく最後の質問をさせていただきます。 スポーツを通じた健康増進という点では、ラジオ体操広場の拡充や健康遊具の増設など、健幸の町坂出の実現に向け着実にさまざまな施策を展開していますが、今後さらに健康を推進するための取り組みはあるのでしょうか。現在実施している取り組みとあわせてお尋ねします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(村井孝彦君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) スポーツを活用したまちづくりについてのうち、スポーツを通じた健康増進についての御質問にお答えいたします。 本市では、市民一人一人が健やかに幸せに暮らせる健幸のまちづくりを組織横断的に全庁的な取り組みの中で進めているところでございます。健幸のまちづくりに関連するスポーツや運動の分野におきましては、かいご課が行う介護予防や生きがいづくりのためのはつらつ教室などの運動教室、生涯学習課が行うスポーツの推進のほか、ラジオ体操広場の拡充、都市整備課では公園への健康遊具の設置など、関係各課において健康増進を図るさまざまな取り組みを行っております。 これらの取り組みに加え、けんこう課におきましては健康ポイント事業による健康づくりや社会参加の促進、また今年度ウオーキングの促進を図ることを目的に市民向けのウオーキング講座、ホップ・ステップ・ウオーキングを春と秋に医師や健康運動指導士などの専門家が講師となり、7回コースの講座を実施しております。 さらなる促進策として、楽しく継続してウオーキングができるウオーキングの健康マップを総合型地域スポーツクラブ、みんなでスポーツさかいでと共働して作成中であり、広報10月号と一緒に全戸配布する予定でございます。 今後におきましてもさらなる促進を深めるため、関係課及び関係団体と連携して工夫を凝らして市民の皆さんが健幸の町坂出を実感できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 まさに横連携の総合的なことで、先ほども言いましたマップ、それからウオーキング、健康ポイント、また健康遊具で総合的に運動ができてくる、またこれを市全体に広げていくという形が一番ベストなのでないかなと、かように思っております。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) ありがとうございます。 ただ、一つだけ。私、ラジオ体操に行っておるんですが、ちょうどそのところに健康遊具がございます。まだまだ知られていないなというふうなところが実感でございます。それと、使い方がまだわからないという方もおられます。 再質になるんですが、そうした方に指導できるような方は今本市におられるんでしょうか。よろしくお願いいたします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(村井孝彦君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 再質問に御答弁します。 先ほど申し上げました市民向けのウオーキング講座、ホップ・ステップ・ウオーキングを春と秋に開催しておりまして、これは7回コースでございます。そこに医師と健康運動指導士という資格を持っている方、この方が専門家でございまして、これがウオーキング健康遊具健康遊具自身は横に使い方も書いてあるんですが、使い方は変わらないんですがどういう効果があるか、どれぐらいの数をやるかというのはやはり健康運動指導士さんが……。これにいろいろ参加していただいた方にまた広めていただく。また職員のほうも、ただ健康遊具にずっと張りついているわけにいかないので、こういう教室を数開くことによって近くにある健康遊具はこういうふうに使うんですよと。また健康遊具を例えば緩衝緑地でも違うものをわざとつくってあるんですが、そこまでわざわざ歩いて行っていただいたらウオーキングにもなって違った健康遊具が使えると。 だから、ラジオ体操をやっているところにも少し橋はありますが渡っていくと違ったものが使える、こういう連携も図っていく。それから、今富士見町線の南につくっていますが、あれも幅広歩道を歩いて行ってそこで使う。鎌田池公園はあの周りのマップがありますのであそこの中に今つくろうとしているのはそういう形。 また機会を見て遊具の使い方、もちろん書いてあるんですけれども、効能とかそれもあわせて進めてまいりたいと思います。今のところは専門家以外はおりません。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 市長、ありがとうございました。 僕は自治会の方に、何度か指導を受けたと聞いたので、それは誰がしているのかというのはもう御存じかなと思って、通告はしてなかったのですが質問させていただきました。大変失礼いたしました。 次に、スポーツツーリズムの推進についてです。東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、スポーツツーリズムによるインバウンドが注目されていますが、スポーツツーリズムとは何かお答えください。 ◎建設経済部長(谷久真哉君) 議長─建設経済部長 ○議長(村井孝彦君) 建設経済部長 谷久真哉君              〔建設経済部長(谷久真哉君)登壇〕 ◎建設経済部長(谷久真哉君) スポーツツーリズムとは何かとの御質問にお答えいたします。 スポーツツーリズムという言葉が使われ始めたのは約10年前であり、新しい言葉であるためさまざまな定義がございますが、2011年に観光庁において取りまとめられたスポーツツーリズム推進基本方針におきましては、スポーツツーリズムとはスポーツをする、あるいは見ることを目的とする旅行そのものやそれに伴う周辺の観光、スポーツを支える人々との交流、ほかの目的の旅行先でスポーツに親しむことができる環境の整備、国際球技大会などの誘致・開催、合宿の誘致なども含めた複合的でこれまでにない豊かな旅行スタイルの創造を目指すものとされております。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 簡単に言えば、見るスポーツ、するスポーツを目的とした観光客をふやすことで周辺地域の経済を活性化させたり、プロスポーツチームのキャンプや合宿を誘致する、支えるスポーツにより、地域の魅力を効果的に発信することがスポーツツーリズムです。 本市では天狗マラソン、ハンガリーチームのカヌー競技オリンピック事前合宿誘致、ターゲットバードゴルフの西日本大会などがこれに当たると思われます。今後、幅広くスポーツツーリズムを推進してはどうかと考えますが、そのお考えをお聞かせください。 ◎建設経済部長(谷久真哉君) 議長─建設経済部長 ○議長(村井孝彦君) 建設経済部長              〔建設経済部長(谷久真哉君)登壇〕 ◎建設経済部長(谷久真哉君) スポーツツーリズムの推進についての御質問にお答えいたします。 観光とスポーツを絡めたイベントとしては、4月の恒例行事となったウオーキングの祭典、讃岐うどんつるつるツーデーウオーク、8月には瀬戸大橋で結ばれた16チームが参加し、ことしで2回目の開催となったさぬき坂出学童軟式野球大会、瀬戸大橋カップ、10月の水のフェスティバルin府中湖のドラゴンカヌー大会、2月の坂出天狗まつりのマラソン大会などがあり、県外からも多くの方に御参加いただいております。 また、大会前日には、水のフェスティバルin府中湖ではいきいきウオーク、天狗まつりにおいてはテングウオーク、相模坊まつりを開催し、地元の歴史・文化などに触れていただく機会を設けております。 大会当日はステージイベントの開催や地元自治会、婦人会などによる飲食ブースの設置、地元特産品などの販売をしていただいており、県外からの参加者に喜ばれているところでございます。 また、参加者には市内の宿泊施設の案内や観光情報の提供、温浴施設の割引券の配布などで市内の観光施設などへ足を運んでいただくよう取り組んでおります。 今後も地元自治会や宿泊事業者・観光事業者・スポーツ団体などとともに協力する中で、スポーツを目的として訪れる方々に前日に行われるウオークイベントなどに参加していただき、少しでも長く本市に滞在し満足していただけるようにPRに努めてまいりたいと考えております。 ◆6番(鳥飼年幸君) 議長─6番 ○議長(村井孝彦君) 鳥飼年幸君              〔6番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆6番(鳥飼年幸君) 今回、本市の人口増に向けて糸口はないのかというふうな思いで質問させていただきました。 ともに考え、ともに汗を流し、ともに支え合い、活気ある坂出を一緒につくっていこうではありませんか。よろしくお願いいたします。御清聴ありがとうございました。 ○議長(村井孝彦君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 9月25日の本会議は議員総会終了後に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。              午後0時17分 散会...